風を切るのベトナム語での意味
越南でのある暑く茹だるような昼下がり。
家の前に座りパタパタ団扇仰ぎながら陽炎立ちあがる道路を見てると隣の小学生の坊主がやってきて日本もこんなに暑い?とか訊いてきたから
『いやいやいや。もっと暑いよ。卵を道路に落とすと目玉焼きができるから』
と適当なこと言ったら家の玄関で横になりながら俺たちの話を聴いていたその子の母ちゃんがいきなり起き上がり
『ぞーーーっ!!!!!』といきなり大きい声だしてきた
ダウト!!的な感じで
その時は全然意味不明だったけど、普通に考えたら嘘つくな!ぐらいの意味だったんだろうか。
後で調べたら、chém gióで風を切る。風を切る事はできないからホラ吹きや嘘つきという意味らしい。或いは風を切っても何も起きないから意味のない事。色々調べたけど多分この意味で合ってるはず。chém gióでワンセットだからgióって略しても良いのかどうかは謎だけど。
chém gió(=風を切る)。日本語で風を切るとは「風を切って走る」など勢いよく進むというような表現で使われるが、ベトナム語で風を切る(=chém gió)は、「風を切ることなんてできない=嘘をついている、ホラ吹き」という意味で使われる。
— ほあんぐ (@mai_ong_hoang) November 9, 2012
【今日のベトナム語】chém gió:ホラを吹く。chémは(剣とかで)「切る」、gióは「風」、風を切っても当然何も起きないので、結局「意味が無い事や大きな冗談ばかり言う」、ということを指す。カジュアルなおしゃべりや、ネット上でよく使うんだって。
— 今井 淳一 (@imajun) January 9, 2014