『コンゴ共和国 マルミミゾウとホタルの行き交う森から』という本を読んで。JICAの資料開示請求したら資料はマジックで黒塗り。
『コンゴ共和国 マルミミゾウとホタルの行き交う森から』って本を今読んでいる最中なんだが、JICAがガボンで漁業センター設立する話。著者がこのプロジェクト予算書会計報告書を開示請求したら資料はマジックで多くの数字が消されただけの表だったと言うのが驚きです。
まぁこの組織だからこそと言った印象かも。(ザトウクジラ漁許可の見返りなのか知らんけど)
日本のEEZ内での捕鯨を諸外国にあれこれ言われる筋合いはないが、商業捕鯨をやるからには採算がとれないといけない。国民の税金で赤字を補填するような事業なら意地になってやるものではない。定置網にかかり死ぬ毎年約100頭で鯨肉の食料需要は満たされないのか精査する必要はある。
— H.S. Kim (@xcvbnm67890) December 28, 2018
漁業センターが利用されなくなるのは国際協力機構や外務省の草の根援助のお家芸として海洋の専門家が「いま、われわれは将来の象牙取引の可能性について、ガボン政府と話に来たのです。」とか言うのおかしくない?しかも大使館が仲介役なのも香ばしい。補助金投入しないと成り立たないのを産業として残すのはどうかと思うけど
リンクは著者である西原智昭さんのコラム(本の同章と同内容的な)
第75回「森と海はつながっている〜崩れていく海洋生態系の話(3)」 / NPJ
下記リンクはNPJ通信・連載記事の目次一覧。このボリュームのコラムが無料で読めるのは感動。このコラムを修正して出した本が『コンゴ共和国 マルミミゾウとホタルの行き交う森から』だと思われる
ホタルの宿る森からのメッセージ〜アフリカ熱帯林・存亡との戦い / NPJ
上記の中で 第74回「森と海はつながっている〜崩れていく海洋生態系の話(2)」というエントリーに書かれているが、中国石油化工が国立公園内の石油調査でダイナマイトを使用しているというのが驚きだった。地中に埋めたダイナマイトの爆発の振動から石油の埋蔵を調べるらしいが。
ちなみにマルミミゾウの生態に関してはほとんど語られてない。多分前書で書かれているのだと思う。