ベトナムハイフォン沖のカットバ島にだけ生息するカットバラングール
少しまえのだけどベトナムハイフォン沖のカットバ島にだけ生息するカットバラングール(White-headed langur)の記事。学術名は Trachypithecus poliocephalus 世界で絶滅の危険性のある25種のリストにも挙げられているラングールで別名白い頭のラングール。世界中見回してもこのカットバ島にしか生息しない絶滅危惧種。
場所は首都ハノイから約100キロメートル南東にあるハイフォンからさらに30キロほどの場所にある島。
現在の個体数は約64頭。人々の保護意識も高くなく地形の悪さも手伝って保全活動が進んでいなかったが近年ではハイフォン市人民委員会がミュンスター動物園やドイツの動物学会と連携をとり地域社会保全ための設備提供やネットワーク構築と能力育成を提供するなどラングールの個体数増加や保全に努めている。2015年その甲斐もあり自然環境の下で安定的に個体数を増やしていて、その中には多くの赤ちゃんラングールも見られるとのこと
ハイフォン沖のカットバ島(Cát Bà)の石灰岩山に生息するカットバラングール。特徴は白い頭に黒い身体の毛。赤ちゃんのときは金色の毛につつまれている
伝統医学のための密猟やスポーツハントにより20年前に数が約50まで減少したが今は…
レンジャーやスタッフと議論するカットバラングール保全プロジェクトのリーダーのNeahga Leonargさん(右から2番目)
観光客や地元民が猿の生活をおびやかさないように築かれた石の壁
Bảo tồn loài voọc Cát Bà trước nguy cơ tuyệt diệt | baotintuc.vn
The Cat Ba Langur: a primate walks the razor’s edge of extinction
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