元ベトナム農村住みの独り言

ベトナム関連の雑記とニュースを少々。あと野生動物生態学などのベトナム語記事の翻訳

バンコクのランシット大学が穀物での授業料支払いの受け入れを開始

バンコクのランシット大学が穀物での授業料支払いの受け入れを始めているとのこと。タイ国内の供給過剰や混雑した輸出市場のために米価格が急落し何百万人もの農家が苦戦中とのこと。Grains for Brains って合言葉というか標語がかっこいい。ちなみにランシットとチュラロンコン大学とバンコク大学は美女美人を輩出するタイの御三家という俺的印象。それかこれにアサンプション大学を足して四天王。

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以下軽く翻訳

タイの大学が教育のニーズと穀物過剰供給のバランスを取る方法についていくつかのアイデアを示した。ブルームバーグによるとバンコク私立ランシット大学(Rangsit University)は穀物の支払いを受け入れ始めており、最初の19人の学生には市場レートよりも高値で引き取り額を提示。

国内の穀物の供給過剰と混雑した輸出市場のために米の価格が急落しし何百万人ものタイの農家が苦戦している。ブルームバーグによると、一部の農家はFacebookや道路の屋台でも米を売ろうとしているとのこと。

ソーシャルイノベーションを履修する22歳の学生 Witsanu Sukmoonsiriはブルームバーグに対し、家族は「借金をしなければならなかったかもしれない」と語った。大学が集めた米をどう処理するかについてはまだ不明である。タイは東南アジアで2番目に大きな経済国で人口は約6700万人であり世界最大の米輸出国のひとつでもある。ブルームバーグによると同国の生産量の約半分は海外で販売されているという。農業は国の経済の約8%を占めており市民の約4分の1が米農家である。現在約8百万トンの備蓄量にもかかわらず、翌年はさらに生産量を増加する予定である。

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Grains for Brains: Thai University Lets Students Pay Fees With Rice | Fortune.com
This Private University Is Accepting Rice for Tuition Fees - Bloomberg